♦ 異物反応性肉芽腫って何 ?
いきなり≪異物反応性肉芽腫≫と言われても、御存じない方が圧倒的に多いと思います。
“手術の縫合糸の拒絶反応性のシコリ(肉芽腫)”と言うと、分かりやすいですかね。
手術で使った糸や、インプラント(大きな意味で、体内に植えるもの、埋め込むものと考えて下さい)に一種の拒絶反応のスイッチが入ってしまい、体内や皮膚が【グジュグジュして】なかなか治らない病気のことを言います。 しかも、数カ月から何年もかかって発症してくるケースがあります。
【異物反応性肉芽腫】は、ミニチュアダックスフンドでの発生率がナンバー1です。 他院からの御紹介症例でも、この犬種が一番です。 研究論文では、チワワ・シーズー・トイプードル・マルチーズ・ミニチュアピンシャーなどで報告がありますが、専門家の症例検討会での情報交換ではラブラトルレトリーバー・パグも多い犬種とされています。
♦ 予測が出来るのか?
だれも予測は出来ません。 アレルギー体質との関連も考えられますが、それを証明された論文をみておりません。
♦ “予防”は出来るの?
出来ます!! 異物である糸を残してこない手術をすれば大丈夫だとされています。
現在の獣医学は、どんどん進歩しておりますので、当院で大活躍している【血管シーリングシステム】を用いた手術をすれば、この病気を極めて高い確率で予防ができます。
♦ では、その病気になったらどうするの? 当院では、長期かかりますが、治療が可能です。
これも、他院様からの御紹介症例を何例も診させて頂いておりますので、内服薬を中心とした内科的治療でも、外科的でも治療が可能だと思います。 ただし、かなり悪化して時間が経過したものですと、なかなか時間がかかってしまう事があります。 その点はご了承ください。
当院の内科治療は、“統合医学治療”が特色です。
◎ ぜひ、安易に避妊・去勢手術を考えないで、当院の【血管シーリングシステム】を一度御利用下さい。
電話 046-274-7662㈹
FAX 046-274-7671